「ブログに体験談を書いたら、なんか日記っぽい」
「書きたいことあるのに、書き方が分からない」
「書いたけど、なんだかつまらない」
そもそも体験談を書くのに、めちゃくちゃ時間がかかるんですけどー!!
ブログに体験談を書くのに決まったフォーマットはありません。
好きに書いていいです。
勢いとノリで書ける時は、一気に書いてしまいましょう。
ただ、書きたいトピックはあるけど、書き方が分からない。毎回ワンパターンで飽きてきたという時は、これから紹介する、「ブログに体験談をパッと書くテンプレート」を使ってみてください。
注意!
このテンプレート使いすぎるとブログ全体がキューレーションサイトっぽくなります。使いすぎないようにしてくださいね。
(Disclosure:記事内のリンクの一部はアフィリエイトリンクです。詳しくはサイトポリシーをお読みください。)
今日のトピック
ブログ記事を書く時に必要な3つのこと
ブログを書く時に一番大切なことは、「何を、誰に、どうやって伝えるか?」です。
この3つが決まらないと文章が書けません。この3つを決めないと、パソコンの前で無駄に1時間とかすぐにたってしまいます。
あなたの体験談をもとに「何を」「誰に」「どうやって伝えるか」をテンプレート化したのが、体験談をパッと書くテンプレートです。
1.トピックを決める
「何を」はブログにかくトピックです。ここでは、あなたの体験談。調べなくてもよく知っていることを選びます。
トピックを選ぶ時のポイントは2つです。
1.検索する動機を知る
2.失敗する原因が分かる
検索する動機
せっかく書いた体験談でも読まれないと悲しいですから、体験談は検索する動機が分かるものにします。
Googleが見つけた「人がスマホで検索する瞬間」をみてみましょう。
- 買うとき(I-want-to-buy moments)
- 行動するとき(I-want-to-do moments)
- 行くとき(I-want-to-go moments)
- 知りたいとき(I-want-to-know moments)
この4つの瞬間です。
私がスマホで何かを検索する時の動機もこの4つのどれか。今までは検索しないで買ったり、行ったりしていたのが、今では検索してから行動することが多くなりました。
ブログに書く体験談も検索されやすい
- 買ったもの
- 何か行動したこと、やったこと
- 行ったこと
から選びます。
ポイントは、「これから行動しようかな」と思っている人に向けて書くことです。
知りたい時に答える記事は、ノウハウやハウツー系の記事や事実になるので今回はパスします。
失敗する原因が分かる
ブログの体験談というと成功体験を書いていることが多いですよね。上手くいった話、書いていて気持ちいいですもん。ドヤ!ってね。
でもここではあえて「失敗する理由や原因」に注目します。
失敗体験があればベストですが、なければ失敗する原因が良く分かっていたり、失敗している人をよく知っていることでもOKです。
「買った、行動した、行った」体験から「失敗する理由」が分かることを1つトピックに選んでください。
2.読者を決める
この体験談の読者は、過去のあなたです。
その体験をする前のあなたですね。
失敗も成功もしていない状態のあなたを読者とするのが一番簡単です。
でも過去と今のあなたは違いますよね。
思い出してください。
その体験をする前の不安だった気持ち、検索したこと、迷ったこと。
さらに今ならわかる、体験する前に知っておきたかったこと、あの頃の自分に教えてあげたいこと。
例え
私の雑記ブログで書いた「アメリカで家を買った体験談」。
この記事の読者は、家を購入する前の私(と夫)。アメリカで家選びで注意するポイント、家を見学するときにどこを見たらよかったのかなどの注意点など、家を購入する前に知りたかったことを書いています。
3体験談をパッと書くテンプレート
トピック(何を)と読者(誰に)が決まったら、いよいよ記事にしていきます。パッと書くテンプレートの出番!
ブログ記事のタイプは15種類以上ありますが、今回の体験談で使うのは書きやすいリスト形式です。
5ステップで書きますよ。
ブログ記事を書く時のおきまりのステップです。
- Step1見出しを決める
- Step2本文を書く
- Step3まとめを書く
- Step4タイトルを決める
- Step5導入文を書く
それぞれにテンプレがあるので迷わずにパッと書けます。安心してくださいね。
Step1:大見出し(h2タグ)を決める
失敗しやすいポイント、理由をリストにします。だいたい5から10個くらい失敗ポイントが見つかればOKです。失敗した理由とか原因ですね。
失敗ポイントが思いつかない場合は、成功した理由の反対を考えてみてください。
この失敗ポイントが大見出し(h2タグ)になります。
例であげたアメリカでの家の購入の記事は8つです(あとで2つ付け足す予定)。
Step2本文を書く
各見出しの中の本文を書きます。本文に必要なのは3つです。
1.導入分:失敗ポイントの説明(2から3文)
2.本文:体験談を数行でまとめる(3から5文)
3.解決策(まとめ):それぞれの失敗ポイントの対策(1文か2文)
見出しと本文のセットを、見出しの数だけ書きます。10個失敗ポイントがあれば10個分書きます。
本文を書く時のポイントは、すっきりまとめること。文の数は目安です。
最初は長さは気にせず体験談や解決策を書きます。後からダブっている内容やよけいな情報をガンガン削って必要な文だけ残す方が簡単ですよ。
特に解決策は、1文か2文でポイントを説明。太字、赤字、ハイライトなどで目立たせます。
解決策をものすごーく詳しく書きたいときは、別記事にしましょう。参考記事としてリンクを貼ればさらに効果的です。
できれば、各本文ごとにその本文の内容とあう写真を用意します。写真は見出しの下に挿入してくださいね。この手の記事は、写真多めの方がウケがよいです。
理想はオリジナルのイラストや画像なんですが、私は写真サイトの写真を使っています。記事を公開してから写真を入れてもよいですよ。
Step3まとめを書く
最後の感想を1、2文で書いて、見出しを箇条書きします。
後は、皆さんも注意してくださいね。とか、次はうまくやりたいと思います。とか一言コメントを書いたらOK。
Step4タイトルを決める
タイトルのポイントは、「ネガティブ+ポジティブ+数字」の黄金の組み合わせです。
ネガティブ(問題・感情)とポジティブ(解決策)を組み合わせて、リストの数字を入れます。
数字は失敗ポイントの数(見出しの数)を入れるだけなのですごく簡単。
「ネガティブ+ポジティブ+数字」のタイトルは、あのミントさんの54記事で5か月目に18万PV達成したブログ「女社会の掟」でも多様されています。私がみたときは約半数のタイトルにリストの数字が入っていました。
例えば
1.「仕事に慣れるまでの辛い新人時代を一刻も早く抜け出す9つの方法」
2.「仕事に行きたくない朝の憂うつ感をリセット!心が生まれ変わる11の方法」
1は、辛い新人時代がネガティブ、早く抜け出す9つの方法がポジティブです。
2は、憂うつ感がネガティブ、心が生まれ変わる11の方法がポジティブです。
私のアメリカで家を購入する体験談のタイトルなら
- アメリカで住宅購入の8の大失敗から学ぶアメリカで家を買うときの注意点
または
- アメリカで家購入の大失敗から学ぶ、アメリカで家を買うときの8の注意点
ここでのネガティブワードは、大失敗。ポジティブワードは注意点。数字は8です。数字はネガティブ側にもポジティブ側にも使えます。
このタイトルのつけ方のメリットは、
- キーワードが自然に入るので検索にも強い
- 数字が入るのでクリックされやすい
キーワードを見ると
トピックの「アメリカ 家の購入 失敗」「アメリカ 家の購入 注意点」という風に2つのロングテールのキーワードが入っています。
公開してから2ヶ月後にぐらいですが、実際に検索した結果はこちら。手入力でのアナログで確認してます(汗)
- 「アメリカ 家」9位
- 「アメリカ 家購入」 5位
- 「アメリカ 家購入 失敗」 1位
- 「アメリカ 家購入 注意点」 2位
とまずまず。検索ボリュームは「アメリカ 家」で1300ほど(KWFinderのデータ)です。
Twitterでシェアした時も私の記事の中では反応がありました。失敗体験、やっぱりウケがいいです。
家を買った時の失敗談です。いわゆるレモンを買ってしまいました😢
アメリカで住宅購入の大失敗から学ぶ、アメリカで家を買う時に注意点する8つのポイント https://t.co/y1iQB9GMD1 via @ArugaMamaUS
— マスターライフコーチ⚜️有賀透子🇺🇸 (@ArugaMamaUS) June 5, 2018
数字と組み合わせる言葉や、ネガティブな言葉は日頃からリストにしていると、タイトルを考える時に便利です。
そんなのめんどくさーいと思ったあなた。
数字と組み合わせる言葉35個とネガティブワード52個のリストをつくりました。ご希望の方はGoogle シートのリンク先をお送りするので、メールアドレスを下のボックスに入力してください。
[mailmunch-form id=”669042″]注意!
この手のタイトルはけっこう使い古された感もあること。
ブログ全部がこんな感じのタイトルだとキューレーションっぽくなるので使いすぎに注意です。3記事に一つ混ぜるとか、適当にブログの中にちりばめてください。
Step5導入文を書く
導入部分は、読者がその記事を読むか読まないかを一瞬で判断するすごく重要です。
せっかくクリックしてもらった読者さんに、この記事が読みたかった!と思ってもらうのがポイント。
導入文に必要なのは、「私はあなたが検索した理由が良くわかっていますよ。あなたの探している答えがこの記事にありますよ」というメッセージ。
これがスベると「この記事なんか違う。読まずに帰ろう」という悲しい結果になってしまいます。
導入分に必要なのは3つのこと。
- この記事を読んだら何が分かるのか
- 誰に向けた記事なのか
- キーワード
ここで重要なのが、読者の共感です!そうです、読者で設定した、昔のあなたへ話しかけるように書きます。これで大丈夫。
公開前の仕上げ
下書きができたら、写真を用意したり、アイキャッチをつくったり、読み直して分かりにくい文など直します。
あわせて読みたい
ブログの書き方の参考ブログと本
書きたい事がある時に「どうやって書くか」に悩む時間はもったいないです。いくつかパターン化して練習しておくと早く記事が書けるようになります。
他の女性ブロガーさんの記事の書き方と私が参考になった本を紹介するので、書きやすいテンプレを見つけてくださいね。
女性アフィリエイターりんやんさんのアフィリエイト記事を書く時のテンプレート。シンプルで要点がおさえてあり分かりやすいです。
- 1日2万PVのブログを運営する私の記事の書き方テンプレート(妊娠中・育児中のネット副業戦略)
特にライティングを教えるのが上手いと評判の高桑 宣子さんの初心者向けのブログ記事の書き方のポイント。ビデオもありきちんと学べます
- 【ブログの書き方8つのコツ!】初心者でも記事や文章が書けるポイントを解説(シュフー知恵袋)
「分かりやすくて役に立つ文章」を書くための本。文章を早く書くための素材の無駄のない集め方や素材の組み立て方が学べます。調べたことをブログに書くスピードを上げたい人は必読です。
2冊めは箇条書きの書き方の本。箇条書きの方法がそのままブログの見出しを作る時と、見出しの本文を書く時に使えます。とくに「構造化」は分かりやすく伝えるために意識しています。
ブログに体験談を書く方法のまとめ
わりと書きやすいブログ体験談の書き方テンプレートを紹介しました。
ポイント整理すると
- 買った、行動した、行った体験談から、失敗する理由や原因がよく分かるトピックを選ぶ
- 過去の体験する前の自分に話しかける
- 失敗ポイントをリスト化して大見出しにする
- 各見出しは、失敗ポイント、体験談、解決策を10文以内にまとめる
- まとめは見出しを箇条書きにする
- タイトルはネガティブ+ポジティブ+数字を入れる
- 導入文は、記事を読んだら分かること(結論)、ターゲット読者、キーワードを入れる
です。
このタイプの記事はよく見かけますよね。
ブログがワンパーン化したかなという時は、気分転換に、キューレーションサイトっぽい記事も取り入れてみてくださいね。
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では、今日はここまで。
Have a good day!
有賀透子