この記事では、ブログのカテゴリーの分け方、カテゴリー整理の仕方、カテゴリーの決め方とSEOに強いブログ構造を紹介します。
「ブログのカテゴリーの整理は大切です!定期的に見直しましょう」
と言われても、、、わかってはいるけど勝手に増えたカテゴリーどうすればいいのよ?
今のままでもなんとなく良いような、でもしっくりこないような。もう、いっそのこと誰かに私のブログのカテゴリー分けを頼みたい!!なんて、密かに思ったり。
私もかなり苦労している雑記ブログのカテゴリーわけですが、ようやく自分なりのやり方が見えてきました。
ブログのカテゴリーの分け方や数、名前の付け方に正解はありません。
ブログの種類や記事の数によっても違いますし。私のカテゴリーの分け方も数ある方法のひとつ。
すべてのブログにあてはまるわけでないです。そんな方法があれば知りたいですけど。
ここで紹介する方法も、ブログのカテゴリー分けのヒントとして読んで下さいね。
カテゴリーの前に、そもそもブログ全体のテーマが決まらなくて悩むという人は、「ブログのテーマの探すための7つの質問」と「海外在住ブロガーが失敗しやすい4つのポイント」を読んでみてください。
ちょっとしたヒントが見つかると思います。
今日のトピック
ブログのカテゴリーとタグの違いと使い分け
カテゴリーの分け方の前に、カテゴリーとタグの使い分けについて簡単に説明します。
ブログ記事は、カテゴリーでグループに分けられます。さらに”タグ”でも分類されます。このカテゴリーとタグの使い分けも頭を悩ますんですよね。
カテゴリーはなんとなくわかっても、ブログを始めたときはタグってわかりにくい。
「そもそもカテゴリーがあるのに、なんでタグがいるのよ?」と。
そんなわけでタグは気ままに使っていましたが、ある時アメリカの女性ブロガーさんがオンラインセミナーで
カテゴリーは本の章で、タグは本の最後にある索引(インデックス)のようなものよ
と一言。これを聞いたときに、なるほど!タグってそういうものか。
タグはブログの索引だと。
カテゴリーとは関係なく、とあるキーワードに関連している記事どうしを結びつけるもの。共通のキーワードそんなイメージですね。
タグはブログの索引というイメージでつけています。
メインカテゴリーの数の目安
カテゴリーの作り方や数のこだわりはブログによります。正しい方法がないので難しいんですよね。
私は、メインカテゴリーは増やさない派です。
メインカテゴリーは3か4つ、その下にサブカテゴリーを10個以内が目安です。
カテゴリー数を少なくするメリット
- 一見さんの読者もぱっとみてこのブログは何のブログかわかる
- メインカテゴリーの数が少ないと管理が楽
- メニューバーにカテゴリーを全部のせることができる
- カテゴリー内を内部リンクでつなぎやすい
- Googleにブログのテーマを伝えやすい
- SEOに強い縦型のブログ構造(Silo Structure)ができる(最後に説明しますね)
初めて私のブログにくる読者に分かりやすく、自分でも管理しやすい数が3か4です。多くても5つ。
それ以上になると、私のあたまでは整理しきれないです。
サイドバーにあるカテゴリーは、スマホだと下に行ってしまって読まれにくい。メニューバーにあれば、ハンバーガーを開いたら見えます。
メインカテゴリーは全部メニューバーにおける数(5個以内)にしましょう。
大型サイトがカテゴリを減らした例
超大規模サイトのnanapiさんが、PV減少への対策としてカテゴリを大幅に減らしました。
ガジェット通信「1年前のサイト存亡危機を乗り越え、「nanapi」が創業の原点に立ち返った大幅リニューアルへ」によると
サイトの全面リニューアルで、記事のカテゴリーは、
①暮らしのレシピ[暮らし]
②まいにち料理[料理]
③とっておきの時間[趣味]
④ちょっと小話[雑学]
⑤つながる笑顔[コミュニケーション]の5つに再編される。
これまで3000以上あったサブカテゴリーは全面廃止。それに代わって、読者が自分の目的にすぐ辿り着けるよう、タグの再編集が行われている。
あの規模のサイトでさえ、メインカテゴリーを5つにできるんですよ!!
リニューアル前は、なんでもありのポータルサイトというか、例えが古いですが電話帳みたいなサイトだったんですが。
リニューアル後はメインカテゴリーが5つなので、伝えたいこと、サイトとしてフォーカスしていることがはっきり伝わるカテゴリー分けになっています。
それに、なんだかワクワクするような名前がついていますよね。
雑記ブログのカテゴリー分けのポイント
ではどうやってカテゴリーを分けるのか?
カテゴリの分け方が一番の悩みどころで、今日の記事のメインテーマです。
よく言われるのは、「カテゴリーは本の章のようなもの」という説明。
イメージはわかるんだけど、実際に雑記ブログを1冊の本としてみるのって難しくないですか?
本の章だとお互いに関係していますが、雑記ブログではカテゴリーどうしは関係ないことも多いです。
イメージはわかっても、実際にブログに当てはめると、本の章ってどうやってつけるのよ?これが難しいんですよね。
ここで「雑貨屋さんのディスプレイ」です。
雑貨屋さんのディスプレイは雑記ブログのカテゴリー分けと似ている!
日常を詰め込んだ雑記ブログって、雑貨屋さんと似てませんか?
おしゃれな雑貨屋さんは、お店にいるだけでワクワクしますよね。❝ときめき”です。
雑貨屋さんのディスプレイの基本は、お客さんに衝動買いをしてもらうこと。そのための工夫がいっぱい。
お店の中は、キッチン、ダイニング、リビング、バスルームと使うシーンごとにそれとなくゾーン分けされています。その中で、使うシーンを想像できるようなディスプレイになっています。
- バスコーナーにボディソープとタオル、その横の可愛いトレイの上には、ぱふぱふを入れる小瓶。
- キッチンコーナーには、キッチン用のふきんやタオルがキチン洗剤用のかわいいボトルと置いてある。
これがもし、バスで使う石鹸もキッチンで使う石鹸も同じ場所においてあるだけ、タオルも全部タオルだけが並んで置いてあると、ぜんぜんトキメキません。
ブログのカテゴリー分けに雑貨屋さんのディスプレイ方式を取り入れる
雑貨屋さんのコンセプトをブログに当てはめてみましょう。
- 家がブログそのもの
- リビング、ダイニング、キッチン、バスルームというのがブログの大カテゴリー(メインカテゴリー)
- 石鹸やタオルという商品として共通のキーワードがタグ
こんなイメージです。
片付けブログやお掃除ブログならともかく、私のブログは部屋ごとに分けられないって!
まあまあ、ちょっと待って。
お部屋別ですが、ポイントは使うシーンごと、人がその部屋で使うものをひとつにしているところ。
そうです、そうです、感のいい人なら私の話がどこに向かうかわかりましたよね?
これをブログに当てはめると、「ブログのカテゴリーを読者別に分ける」です。
ブログの記事は使うのではなくて読むもの。同じ人が読むものを1つのカテゴリーにまとめる。
雑記ブログの場合、そのカテゴリーを読んで欲しい人、自分の記事で影響を与えたい人別ですね。
ターゲットという言葉は一方的で好きじゃないないですが、カテゴリはターゲット読者(ペルソナ)別です。
例えば、雑記ブログのカテゴリーに
- 子育て
- おでかけ
- 女性のライフスタイル
とあるとします。おでかけのサブカテゴリーに、「子連れでお出かけ」と「女子会グルメ」とあったとします。
私なら「子連れでお出かけ」は子育てに、「女子会グルメ」は女性のライフスタイルのカテゴリーにうつします。それぞれの記事のタグに「おでかけ」を使います。
ブログ記事を書くときに読者を想像しましょう!といいますよね。
個々の記事の読者を考えるだけでなく、各カテゴリーに対しても読者をイメージする。
雑記ブログはまさに日常を詰め込んだ雑貨屋さんのようなもの。
一つでも多く商品を買ってもらうのが雑貨屋さんなら、一つでも多く記事を読んでもらうのが雑記ブログです。
せっかくなら、読者がときめくブログにしたいと思いませんか?
雑記ブログのカテゴリー分けと名前の付け方の例
へんっ、えらそうに言ったってたいしたPVもないくせに!というツッコミはなしでお願いします。本人が一番わかってますから!(PVやらブログの利益はブログ運営報告に書いています)
というわけで、私のブログのカテゴリーの分け方を見てみましょう。
雑記ブログハバグッデイ!のカテゴリー
- アメリカショッピングガイド
- アメリカ生活
- アメリカ出産体験記
- アメリカ出産準備&ベビー用品
それぞれが読者別になるようにしています。記事数が150前後と少ないのでまだ楽ですね。
記事数が増えて大カテゴリーを増やしたくなったら、出産体験記と出産準備&ベビー用品はまとめて一つのカテゴリーにして、大カテゴリーの数は4つのままにします。
あとは自分の気持ち(都合)です。特に読んでほしい得意な稼げる(はっ本音が!)カテゴリーがあれば大カテゴリーにします。
海外で働くこと中にブログ運営があったのですが、どうしてもしっくりこなくてブログ関係の記事だけをまとめたのがこのTokoAruga.comです。
専門ブログTokoAruga.comのカテゴリー
- 海外でブログを始める
- 日記ブログを卒業する
- ブログを仕事にする
というカテゴリーにしています。これは読んでほしい読者さん別、さらにその読者さんのやりたいことをカテゴリー名にしています。
ブログ関係のブログなので、大カテゴリーを
- 初心者向けブログの書き方
- ワードプレスのカスタマイズ
- ブログマネタイズ
とかもできるんですが、これだと正直トキメキがない!石鹸だけ、タオルだけが並んだ雑貨屋さんのようなイメージですね。
カテゴリーページのSEO対策
この記事を読んでいる人の中には、トキメキよりもSEOだよ!SEO!と息巻くお方もいるかもしれませんね。
カテゴリーの名前には、検索されやすいキーワードを使います。
例えば、アメリカ出産体験記というように、「アメリカ」という大前提+「出産体験記」というキーワードの組み合わせです。
長くなりすぎず、短すぎず。2語の組み合わせがちょうどいいカテゴリー名になります。
カテゴリーページもランクがつくので、上位表示したいカテゴリーページは、説明文やディスクリプションを書きましょう。
WordPressなら、ダッシュボードの投稿>>カテゴリーから編集できます。
ブログ構造とカテゴリー
今まではブログのカテゴリー分けの説明をしました。
ここからは少し中級者向けのブログカテゴリー構造を説明します。
ブログカテゴリー分けは、ブログのサイト構造(サイト設計)を決める基本です。
カテゴリー数を減らして、読者別に分けるカテゴリー分けの方法は、SEOに強いブログ構造として注目されているSilo Structure(サイロ式構造)と似た構造になります。
Siloとは、収穫したトウモロコシなどを保存する、コンクリートの円柱型の大きな貯蔵庫。
頑丈なサイロのようなブログ構造をつくるというイメージです(Siloで画像検索してみてくださいね)。
図の右側のように、関連するトピックをカテゴリーに分けて、さらにグルーピング(サブカテゴリー)をつくります。横に広がるより、縦に深くするイメージです。
このサイロ式のブログ構造は、特に専門ブログやニッチなアフィリエイトサイトで使われています。
もっと詳しくサイロ式のカテゴリー構造を知りたい方は、この2つの記事を読んでくださいね。具体的なサイト設計の考え方がわかります。
ブログのカテゴリー整理FAQ
ここからは、読者さんからもらった質問の回答をまとめますね。
質問:更新しなくなったカテゴリーをどうするか?
更新しないカテゴリーでもアクセスが有るなら、そのままメインカテゴリーの一つとしてしばらく残します。
ブログ記事には寿命があるので、更新しなくなったカテゴリーは徐々に読まれなくなります。
その時のために、今後メインで更新する記事とカテゴリーを育てます。
あるサブカテゴリーが育ってきたところでメインカテゴリーにして、更新しなくなったカテゴリーはサブカテゴリーに下ろす。
という感じでブログの成長に合わせてカテゴリーをメンテナンスするのが現実的です。
質問:サブドメインとサブディレクトリでカテゴリーを分ける?
更新しなくなったカテゴリーがこれから作るブログテーマとすこし関係がある場合におススメの方法です。
サブドメインとサブディレクトリについてはこちらのサブドメインとサブディレクトリの違い・使い分けを参考にしてくださいね。
説明を一部引用すると
そもそもサブドメイン・サブディレクトリとは何か
サブドメインとは、「http://example.com/」を本体(ルートドメイン)とした場合に、「http://sub.example.com/」の”sub”の部分をルートドメインに対するサブドメインと呼びます。一方「http://example.com/sub/」の”/sub/”の部分はサブディレクトリと呼びます。
ようするに
サブドメインは http://sub.example.com/
サブディレクトリは http://example.com/sub/
と言う形になります。見た目は、subの部分が今のドメインの前につくか後ろにつくかです。
サブドメインは、新しいドメインの扱い。サブディレクトリは同じドメインの中のサブカテゴリーのようなものです。
もし更新しないカテゴリーがメインテーマとかなり違うのであれば、サブドメインをつくって移す。
メインテーマと関係はあるけど、これからはメインにしたくないという微妙なカテゴリはサブディレクトリをつくって移すというのも一つの方法です。
ブログのカテゴリーのまとめ
日記ブログや雑記ブログのカテゴリー整理の仕方に迷っている人に、カテゴリー分けのひとつの方法として雑貨屋さんのディスプレイからアイデアをもらったアプローチを紹介しました。
- ブログのカテゴリーは本の章のようなもの
- タグは本の最後の索引のようなもの
- カテゴリーの数はむやみに増やさない
- 雑記ブログのカテゴリー分けは、想像している読者別にする
- カテゴリーの名前には、しっかりキーワードを入れる
- サイロ式ブログ構造を意識する
何度も言いますが、カテゴリーの数やその分け方に正解はありません。
ブログデザインに流行があるように、ブログデザインが変われば、また別の方法がしっくりくるかもしれません。今のところ、私が一番グッとくるカテゴリー分けは読者別です。
今日はいくつになっても女子にはトキメキが必要なのよ!というお話でした。
カテゴリー分けやブログ読者像をさらに学びたい人へ
ブログのコンセプト(テーマ)、カテゴリー分け、ブログの読者像(ペルソナ)は、ブログで収入を得るための基本です。ここができないと、いくら稼ぐためのノウハウを使ってもうまくいかないという土台のところ。
お仕事ブログの土台をきちんと作りたい人向けに10日間でお仕事ブログの土台を作る「日記ブログ卒業メール講座」(無料です)をつくりました。
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今日はここまで、では!
Have a good day!
有賀透子